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Have we ever heard of "Private Planet"?
◎前期のゲームフリーク
前期の開発部では、2つの開発プロジェクトをアネックスと3Fに分けて動かしてきた。
1つは携帯電話とゲームボーイをモバイルアダプターで接続し、新しいネットワークの遊びを提案したソフト、
『ポケットモンスタークリスタルバージョン』である。予定通りに完成し、11月14日に発売した。
もう1つは、新しい遊びとゲーム性を追求しているソフト『プライベートプラネット』である。残念ながら完成して
いないが、方向性はある程度見えるまでに達した。
TV会議システムは情報共有と指揮系統の確立により、開発力を高め、業務遂行を助ける仕組みの構築である。
同様にマシンの入れ替えによる環境強化なども業務遂行能力を高める目的で行った。
前期のゲームフリークでは、『協力』というテーマを掲げた。
これは、開発部、商品管理部、総務の各部署で達成できたと思われる。
また、社外に対しても『協力』するという考えをアピールでき、ある程度達成できた。非常に良いことであった。
そんな状況の中、ゲームフリークにとっても、ポケモンにとっても大変大きなことが始まった。
それは、ポケモンの全ての権利を集中させコントロールし、世界規模でのクオリティ管理を行い、ブランドマネジメン
トを明確に、そして的確に行うことを目的に、『株式会社ポケモン』を立ち上げたことである。