https://c-eye.co.jp/eq/ipo-eq/66679―中国のYouTuber市場をどう見ているか。bilibiliや何かで盛り上がっていると聞くが、カバーとしてはどうか
金子CFO:中国についてはVTuber以外も含めエンターテインメント全般について日本のプレーヤーが、今非常に活動しにくい状況になっている。言葉を選ぶものの、中国大陸の展開のエンターテインメントの規制が強い状況にあり、日本のアニメのパブリッシャーなども中国国内での展開が難しい状況が続いている。
ただ、一方で中国語を話す人々という意味では、香港や台湾、マカオ、あるいは欧米にも中国語を話す顧客は大勢いて、我々のファンも非常に広く分布している。簡体字・繁体字圏に対して、我々のコンテンツをローカライズしてコマースを拡大していく伸びしろは大きい。
―かつて中国に進出していたことがあるが、その経験も踏まえて今は簡体字圏に行くのが得策ではないということか
文化圏として簡体字・繁体字圏に行くのは十分可能性があり、伸びしろとなる。一方で、中国大陸で展開するとなった時に規制が強い状況にはあるので、収益性の観点や優先度としてはやや劣後すると見ている。