>>69296159とおいとおいむかしばなしそれはきっとあした(あす)のはなし
“もう飛べやしないさ”
落ち続ける夜から醒めた白い部屋の片隅で
彷徨ってる自由をなくして塞ぐ倒れ込んだまま
ああ細い片翼がああないんだ叫んだ心が止まらなくて
機械みたいにきしむ僕を現実が笑ったその時誰かが囁いたんだ
「あなたにあげたつばさ」
「わたしのゆめみたせかい」
羽ばたきたい大空へ嗚呼風が啼く
止まらないで高く高くへ幾度夢願い祈った雲の果て
終わりを越えて高く高くへ(とべるよ)かけがえのないガラクタの羽で
"星を見失った″
(まだあきらめられないのに)
紛れ住む人間のセカイーっの羽じゃ飛べないもう飛びたくない
色彩の半分だけで底を這うこともできなかった
「わたしにはもういらないの」
「かわりにひかりはきみがみてよ」
苛立つほどに青かったエデンで泣いてたその時掴んでくれた誰かの手嗚呼
あなたがくれた希望で約束の羽で今飛ばなくちゃ
ああ供に往くああ地平の先へ壊れるまで高く高くへ今の僕は片翼でいい
飛べるよ信して飛べるよその先へ飛べるよ楽園永遠の彼方まで
きっと不完全でも
(ああああ)
遥か彼方まで